アスベスト測定・分析のことなら確か・迅速・安心の株式会社アースフィールド・プロ

〒811-3117 福岡県古賀市今の庄1-8-3 パシフィック古賀1F

分析価格表(1検体)

吹き付け材定性分析 22.000円~
建材の定性分析 30.000円~

それ以外はお問い合わせください。

分析方法の流れ

アスベストの分析に関しましては、厚生労働省通達の「建材中の石綿含有率の分析方法について」(基安化発第0622001号)に基づき分析をいたします。

以下、分析手順の概要を示します。



(1)

試料の採取

 

分析対象の建材から適切な量の試料を採取します。(試料採取方法)

   

(2)

分析用試料の調整

 

当該建材の形状や共存物質の状況に応じて、研削、粉砕、加熱等の処理を行った後、分析用試料を調整します。

   

(3)

定性分析

 

分析用試料に石綿が含有しているか否かについて、位相差顕微鏡を使用して分散染色分析法による定性分析及びエックス線回折分析法による定性分析を実施し、石綿の含有を確認します。
 

 
(a)分散染色分析法による定性分析

分散染色法は、石綿の屈折率と使用する浸液の屈折率の関係によって、
各石綿が特有の分散色を呈すことを利用し、
位相差分散顕微鏡を用いてその分散色を観察する簡易分析法です。

 
位相差分散顕微鏡 (Nikon)
 
(b)エックス線回折分析法による定性分析

一定波長のX線を照射し、結晶中の原子により回析するX線を検出する事により
結晶構造を構成している物質が特定できる分析方法です。
これにより、試料中に石綿が含まれているかを分析します。

 
X線回折装置 (Rigaku)
 
(c)石綿含有の確認

上記(a)(b)による分析結果に関して、定められた判定方法により、石綿含有の有無を判定します。

   
   

(4)

エックス線回析分析法(基底標準吸収補正法)による定量分析

 

石綿の含有が確認された試料は、ぎ酸で処理して定量分析用の試料を調整し、基底標準吸収補正法によるエックス線回折分析法により定量分析を行い、石綿含有量を求め、石綿含有率を算出します。

 

分析方法の流れ要約

分析項目 分析手法  規格No.など
定性分析
(アスベスト含有の有無を分析)
位相差顕微鏡による分散染色法及びエックス線回折法  基発0331第31号 JIS A 1481-2
 定性&定量分析
(アスベスト含有が確かめられた場合、その含有率まで分析)
位相差顕微鏡による分散染色法及びエックス線回折法  基発0331第31号 JIS A 1481-2,3

「定性分析」とは、アスベストが「含まれているか否か」を調べる分析のことです。

定性分析=アスベストの有無を分析(0.1%を超えて含有しているか分析)


「定性&定量分析」とは、アスベストが含有しているか否か。
含有の場合は含有率をパーセントで測定します。
*アスベスト含有なしの場合は定性分析で終了。

定性&定量分析=アスベストの有無を分析+アスベストの含有率(%)





<本社>
〒811-3117
福岡県古賀市今の庄1-8-3
パシフィック古賀1F
TEL: 092-943-4225
FAX: 092-943-4226
E-mail: info@kitakyuken.co.jp

<環境事業部(分析センター)>
本社内

お問い合わせはこちらから
会社概要